「コックローチ」を知る。そして。独り、泣く

「コックローチ」に出会ったのは18才になった年の春か。

故郷を離れ都会へ。学校の寮で生活することに。部屋は4人部屋だ。
父が早々と放り込んでくれたから私が一番乗り。
ポツンとしていた。

寂しさを紛らすようにタンスを開けた。すると
小さなものがピャーっと。てんでに散らばった。そして消えた。

(こ、これは、、、、もしかして、、、ゴキというやつ?)

こわくてさみしくて。びっくりして、泣いた。動けなくなった。

月日は随分流れて。今は見たら消さずにはいられない。
「バシッ!」「バシッ!」「バシッ!」と、しつこく叩いて洗剤振りかけてやっつけている。

夫はちっともやっつけてくれない。「いたー!」と言うだけ。まったく、男のくせに。ブ〰️。

‘’あいつ“のおそろしいところは、なんかいそうだなーと思うと現れたりすること。ゲタ箱開けると落ちてきたり、夜、水を飲みに台所に行くといたり、風呂場や洗面所にまで現れること。
(呼んでないぞ〰️)体がうすいのに、あり得ないほど動きが早いこと。

そういえば、仰天したのは。一度、夜、虫とりに行ったら、カブト虫やクワガタなどの素敵な虫たちに混じって・・・・“あいつら”が木にいたことだ。許せねえ。(ToT)。

悠々と道を歩いていたり。道でつぶれていたり。世の中にどんだけいるのよー。
星の数ほど?

夫の家にもいた。
わたくしの実家にはいないのよ。それが自慢。オホホホ❇️